「牽引性脱毛症」と「抜毛症」
その他の脱毛症として「牽引性脱毛症」と「抜毛症」について説明します。
牽引性脱毛症とは
「牽引性脱毛症」というは、髪の毛を過度に継続的に引っ張り続けたことで起きる脱毛症です。どういうものかというと、例えば毛髪を強く束ねるヘアスタイルです。毛髪を強く束ねると、頭皮そのものに負担がかかます。そういった髪型を長期にわたって続けると、牽引性脱毛症になってしまう恐れがあります。
昔は女性に多かったのですが、最近では髪の長い男性も増えたため、男性の症例も増えているようです。
また、髪を強く引っ張っていると、その部分の頭皮の血行が悪くなり、毛根に栄養が行き届かず、脱毛が始まるとされています。さらに注意したいのは、対処せずそのままにしておくと、毛根が完全に消え、発毛しなくなる危険性もあるといいます。
牽引性脱毛症の改善は簡単です。定期的に髪型を変えればよいのです。より早く回復させるためには、頭皮の血行改善するためにマッサージするとよいようです。
抜毛症(トリコチロマニア)
「抜毛症(トリコチロマニア)」というのは正確にいうと脱毛症ではありません。脱毛症は自然に髪が抜け落ちてしまう症状ですが、「抜毛症」は、自分から毛髪や眉毛、その他の体毛を抜いてしまうものです。
抜毛症は、抜毛癖ともいわれ、精神的衝動によって起こる衝動制御障害に分類される病気だそうです。抜毛症は子供に多く、特に5歳~14歳くらいの女児に多く発症するといわれているようです。
抜毛症は毛髪をつかんで抜くので、一部分が脱毛し円形脱毛症と似た症状になりますが、形状が不定形なので見分けるのは意外と簡単なのだそうです。
抜毛症の原因は、はっきりわかっていませんが、何らかのストレスや精神不安を軽くするために行っているのではないかと考えられています。